ジャパンディスタイルの新築住宅
本物の木を。事務所で10年待った栗の一枚板のカップボード
一枚板じゃなくても、世界に一枚。栗の板を「2枚継ぎ」にした造作カウンター
世界にたった一枚。材木店がつくる栗の無垢カウンターと、暮らしに合わせた造作収納
【棚の相談大歓迎】現場で思いつく棚
こんにちは。棚の位置にものすごく気を使っている専務の橋本です。(棚のご相談、大歓迎です)
今日は、完成すると壁の中に隠れて一切見えなくなる、でも住んでからの暮らしやすさを地味に大きく左右する「下地(したじ)」のお話です。
【下地って何ですか?】
ここで言う下地というのは、壁の石こうボードの内側に、あらかじめ仕込んでおく補強用の板のことです。
石こうボードだけの壁に、あとから重い棚やテレビをビスで留めようとしても、ビスが効かずにグラグラします。そこで、棚やテレビを付けたい場所の“壁の中”に、しっかりビスの効く木の板を先に入れておく。これが下地です。
【なぜ、今このタイミングで入れるのか】
この下地、実はタイミングがすべてなんです。
当社の家は、このあと壁の中に断熱材を吹き付け、その上から石こうボードで壁を塞いでいきます。いったん壁が仕上がってしまうと、下地を後から足すには、壁を一度壊すしかありません。
つまり、下地を自由に入れられるのは「壁がまだ開いている、今このとき」だけ。だからこそ私は、断熱材を吹く前のこのタイミングで、お客様にできるだけ現場に足を運んでいただくようにしています。「ここに棚が欲しい」「テレビはこの壁に掛けたい」――その一言があれば、その場で下地を追加できるからです。
【今回、現場で仕込んだ4つの下地】
写真は、今回の現場で入れた下地の一部です。
写真1は、ランドリールームの棚用。洗剤やタオル、ハンガーなど、洗濯まわりは意外と“置きたいもの”が多い場所です。完成後に棚をしっかり固定できるよう、床から1500mmの高さに下地を入れました。
写真2は、トイレのカウンター用。トイレットペーパーや小物を置くカウンターも、ぐらつかない下地があってはじめて、安心して使えます。立ち上がるときに意外と「よっこらしょ」で手をかけるので、しっかり固定することは大事なことです。
写真3は、壁掛けテレビ用。テレビは重量があるうえ、「配線を壁の中に隠したい」というご要望がとても多い場所です。頑丈な下地と一緒に、配線を通すための管も先に仕込んでおきます。壁からコードがだらりと下がらない、すっきりとした壁面になります。
写真4は、クローゼットの枕棚(まくらだな)用。クローゼット上部にある、普段使わない物などを載せる棚のことです。高い位置で重さを支えるので、下地の位置と強さが特に大事になります。
【現場で決めていける。それが当社の強みです】
これらの下地は、最初の図面だけで全部決めきってしまうものではありません。実際に建ち上がった空間に立ってみると、「思ったよりここが広いから棚を足したい」「この壁にテレビを掛けたい」と、暮らしのイメージが具体的にわいてくるものです。
そうしたご要望を現場で直接うかがって、その場で「じゃあ、ここに下地を入れましょう」と対応できます。図面の上だけでなく、現場で一緒に打合せしながら、必要なものを一つずつ足していける――これは、住み始めてからの“ちょっとした後悔”を減らす、地味だけれど大きなメリットだと思っています。
完成すれば見えなくなる下地ですが、住んでからの毎日の使いやすさは、この見えない仕込みで決まります。壁を閉じてしまう前に、ぜひ一度、現場に立ってみてください。「あったらいいな」を、まだ間に合ううちに、一緒に形にしましょう。
ル・ハウス一級建築士事務所
㈱橋本製材所 専務 橋本
床板の深堀②無垢フローリングのお手入れは必要?「結局しなくなった」我が家の5年後
【結論を先に】お手入れゼロでも、無垢はこうなります
- オークの無垢フローリング(築5年・ほぼお手入れなし)→ 水ジミや生活の跡はある。でも木目に馴染んで、味になっている。
- お手入れは「やった方がいい」。でも正直、忙しい毎日の中では続かないことが多い(我が家がそうでした)。
- それでも無垢を選ぶ価値があるのは、無垢は後から削って再生できるから。表面一枚で仕上げたシートフローリングには、これができません。
【本来の理想】無垢フローリングのお手入れ方法
- 普段:掃除機やフローリングワイパーで乾拭き。基本はこれだけでOK。
- 水や飲み物をこぼしたら:シミになる前に、サッと拭き取る。
- 数年に一度:蜜蝋ワックスやオイルを塗り直して、表面をいたわる。
- 深い傷がついたら:サンドペーパーで削って、オイルを塗り直せば目立たなくなる。
【正直に告白】我が家、途中からお手入れしなくなりました
- 子どもたちがお風呂上がりに、ベタベタの素足のまま走って出てくる。
- 共働きで、平日はとにかく時間がない。
- 気づけば「まぁいいか」と、気にしないことにした。
【決定的な違い】12年もののシートフローリングと比べてみた
- 表面のシートが剥がれて、下地の茶色い部分がむき出しになっている(写真3)。
- 擦り傷が“欠け”になって、そこだけ元に戻せない(写真4)。
【子育て家庭こそ】無垢は“気楽”な床かもしれません
- 「傷つけたらどうしよう」より、「傷ついても味になるし、いつか直せる」。この安心感が、毎日をラクにしてくれます。
- お手入れを完璧にできない自分を、責めなくていい。無垢は、サボっても受け止めてくれる懐の深さがあります。
- お風呂上がりの裸足の気持ちよさは、5年経っても変わりません。


















