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ブログ-新築平屋-

30代夫婦+猫ちゃんのための平屋住宅 (思い出しながら少しずつ更新しています)

気密がとれる吹付断熱材

2023-04-27
断熱は気密とセットで
壁も天井も断熱材で覆います。隙間がほとんどありません。
吹付の断熱材はしっかりした施工で気密がとれます。
以前の物件ではコーキングなどを過剰にせずとも、引き違い窓が多くてもC値が0.6㎠/㎡でした。

普段から気密を気にして、自分たちで施工をしているからでしょうか、高気密住宅と言える1.0㎠/㎡を下回っていました。

数値は成績表みたいのもので、大事なのは実際、体感としてどうなのか、ということです。

窓廻りの細かなところは大工さんが窓枠を入れ終わったら、僕の仕事です。その際には吹ききれていないところも入念にチェックします。

柱間に100mm以上、屋根に200㎜以上の厚みを作っているので、それは電気代低減に貢献できますね。

もっと上を目指したい方は付加断熱をしましょう。

経年変化を楽しむ外壁

2023-04-21
外壁用杉板の加工&塗装
ガザガザ加工後にキシラデコール塗装(グレー)
板を張るといっても選択できる材料がたくさんある中で、メンテナンス時に困らないような施工を心掛けています。
まずは少しでも長持ちするように、板を加工します。

今回は表面をキレイに削った後に、まだガザガザになるような加工をしました。
なぜかというを塗料を良く吸わせるため。
塗料には防腐剤が入っているので、その成分をたくさん吸わせようという魂胆です。

加工前と加工後では塗料の減り方が全然違います。
塗料と手間はかかりますが、耐久性の為です。

杉板はもちろん自社でこのために製材してきました。

仕上がりイメージ
ご提案時にお見せしているパース
家の正面で、道路側の外壁になるので、特に気持ちが入ります。

木の材料は基本的に長くても4mですが、こちらのお家の場合、右側の一番高くなるところで4m20㎝程。

そこだけ継ぐのはみっともないので、少し長めの丸太からとれたものをそのまま寸法切らずに用意しました。

無地と言って節がない板を選りすぐりました。

メンテナンスが容易な張り方ですが、伝統的な張り方で、

『ル・ハウス式アヤメ張り』

と呼んでいます。


下塗り+2回塗り
上塗りはキシラデコールのパリサンダ(ダークブラウン)2回塗り
何パターンか試し塗りをして、お施主さんと打ち合わせ。

色を見るときは使われるその場所、その角度で見ることが必要です。

今回は外壁なので太陽の下、外壁に、なるべく垂直に立てかけて打ち合わせをしました。

結果、こちらの色。
見る角度、見る時間帯でも色が変化します。
朝陽があたると少しグレーめに、日中はダークブラウンという風に。
ガサガサ加工をすることで副次的な効果がありました。

張るのが楽しみです。

金物検査が迫ってる‼

2023-04-20
付け忘れが無いか、ビスはしっかりとまっているか
筋交いプレートや柱留めなどの金物を構造の計算時にどこへどんな金物を取り付けるか、という図面を制作します。

それをもとに大工さんに取り付けてもらうのですが、構造上重要になるので二人で何回も確認をします。

たくさん取り付ければ良い物でもなくて、この柱にはコレというふうに計算上で出てきます。

家の重心はどこか、偏心率はどうか、などなどを考慮して筋交いを入れる箇所も決めていきます。


越前市生産品!床断熱施工

2023-04-15
カーボンを混ぜ込んだ高性能断熱材
これでも半分の量です
床の木材の間に隙間なくスポッと入る大きさにカット
厚さ100mmの断熱材
床に使うの越前市で生産されている100mmの高性能で高耐久な断熱材です。(U値=0.034W/㎡K )
ウチは使っていませんがフェノール系の断熱材というものがあって、それは性能値は倍近く高い(U値=0.020W/㎡K)のですが、長期間でみると耐久性がものすごく劣るので、直接足が触れるような床には使わないようにしています。

断熱材は性能よりも厚みが大切であることも身を持って知っています。体感がものすごく変わってきます。
この工法にしてから、

「冬暖かくて良いね‼床暖入ってるみたい」

というお声をいただきます。

さらにウチは床の強度を上げるために、補強用の木材を入れています。
もうひと手間って20年後とかにかなり重要になってきます。
床がフカフカになるのはものすごく嫌なので...(実体験)

上棟3日後 窓取付

2023-04-12
トリプルガラスの窓を入れました
LIXIL製のTWトリプルガラス仕様。高さ2,200㎜横巾2,600㎜の大開口
写真の窓はLIXIL製のTWトリプルガラス仕様‼

YKK、エクセルシャノン等メーカーはたくさんありますが、工場見学などで実物の断面などの形状を確認する機会があり、見比べるとやはりLIXILになります。


TWという商品はアルミと樹脂の複合素材で、外側は耐久性の高いアルミ製、内側は断熱性能の高い樹脂製になっていて、所謂、いいとこ取り‼

しかもデザインにもこだわるならTW一択かなと思っています。

樹脂枠にしてしまうと強度がない分、ガラス面積が小さくなり周りの枠が大きいんです。
その点TWはもういっぱいいっぱいのガラス‼と言わんばかりの窓です。
それはもうカッコいい‼‼

断熱性能と気密性能、さらに意匠性も高い窓はTW一択です。

外から見てもスタイリッシュな窓
左側が横幅2600㎜の窓。体感で満足度の高い家は窓を大きくできます
南側に向けた大きな窓も日射シミュレーションでの計算をすることで最適な性能の窓を取り付けるのがベストです。

その家その家の条件があるので、他の家と同じ!というようにはいきません。

軒の出、窓の種類、ガラスの種類、日射遮蔽のための部材を付けるかどうかなど考えるべきことは多いですが、予算、目標性能値、体感でどうか、を総合してご提案させていただきました。

外から見ても枠が薄いのはスッキリしていて僕は好きですね。

超‼オススメ窓です‼
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