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ブログ-新築平屋-

30代夫婦+猫ちゃんのための平屋住宅 (思い出しながら少しずつ更新しています)

祝!上棟

2023-04-09
お清めのお酒
安全祈願の意味を込めてお酒をまきます
最高の天気に恵まれた上棟日(僕らは建前と言っています)

お施主さまは職人さんへのあいさつと安全第一のお願いをされまして、その後、お清めのお酒を四隅にまかれました。

建前の雰囲気は独特で、何回経験してもソワソワしてしまいます。

準備万端なので、あとは段取り通り事を進めていくだけなんですけど...




コダワリの登り梁
登り梁、養生を剥がして束を立てられるようにしています
人数がいると一気に仕事は進みます。

特に平屋なので、柱と梁が組み上がってしまうと、もう出来た!という感じになります!

登り梁もしっかり組まれ、今後が楽しみになります。

天井の高さは登りきったところで3.5mくらいになります。

この登り梁の上に屋根を支える束、母屋、垂木が組まれます。
1枚の大きな屋根
建物すべて同じ屋根になるように設計
登り梁の部分も、
そうでない部分も、
木造のカーポートも、
テラス部分もすべて同じ屋根になるように高さを設計しました。

大きな屋根は家が立派に見える要素の一つです‼


お見積前にパースでご提案していますので、出来てからのお楽しみ、なんて怖いことはしません。
ただ、ほとんどの方がお任せします、と言って下さるのでとてもうれしく思います。
その分コチラも力が入ります‼‼
ご提案時のパース
南側から見た平屋住宅のシミュレーション画像(3Dパース)
図面ばっかり見せられてもイメージが...
という方は結構いらっしゃてて、そのために3Dのパース画像を制作しています。

建前のこの時点で

「パース通りですね」

って言われると嬉しいです。

「どんな家になるか想像が出来て、パースで見せてもらえるのは助かった‼」

と言ってくださいました。
製材した頑丈な屋根垂木、遮熱、通気
軒の出部分は特に頑丈にしたいので木材の使い方は最初に決めてあります
建前時にわかるコダワリポイントをこうやって記事にしているのですが、分量が多いです...


製材した屋根垂木(均等に並んでいる木材)は60㎜角でその下には遮熱シートを敷き、熱をはね返し、屋根に熱がたまらないように屋根垂木の間を通気させます。

遮熱シートは断熱性能数値には表れてきませんが、重要な部材です。
遮熱シートを使うならその熱が外部へ逃げていくよう空気の通り道も重要です。

『屋根の中は常に風が通っている』

というイメージでOKです。
屋根の裏板も製材
大きな1枚屋根にも当社製材の裏板を使用
上の垂木の上に杉板を敷きます。

カーポート部分と軒の部分の軒天(屋根の裏側)は化粧と言って、構造材をそのまま見せる意匠にしていますので、前もって塗装を施した板を張っています。

部分的に板が違うように見えるのはそのためです。


吸音材の役割も
黒い板状のものがシージングボード。吸音効果抜群‼
上の杉板の上にシージングボードなるものを貼ります。

ガルバリウム鋼板の屋根は金属なので、どうしても音がなってしまいますが、このボードを敷くだけで、かなり静かになります。

自分の家の屋根の構造を知っておくと安心感が違いますね‼
裏板と屋根垂木が見える木造カーポート
木造カーポートから上を向いてみました(構造材は塗装前)
木造カーポートも屋根が一続きなので、車の乗り降りで雨に当たったりすることはほとんどありません。

木造カーポート部分も『化粧』なので、写真では裏板と屋根が見えている状態です。
この後、柱や梁、束、母屋も全て塗装をします。

真っ赤なLEXUSを停めるのが楽しみです。

製材した木材たち

2023-04-05
社長が市場で選ぶ丸太から製材
お風呂は基礎断熱で外気をシャットアウトさせます
あなたの家の柱はどこの木ですか?
どんな目をしているか確認しましたか?

丸太もピンからキリまであって、値段の幅がすごく大きいです。
やはり良い目をしている丸太はそれなりにします。
社長はどんなに安くても伐採時期や目などが気に入らなければ絶対に買いません。
良い丸太なら高くても買うそうです。

6月頃に市場にて、社長が

「橋本さん!丸太買ってー!」

と言われていましたが、

今出てるのは切り時期でないから要らない

とハッキリ断っていました。

製材所として、家の構造材のひとつひとつに想いも込めています。

大地震が起きた時の木造住宅の最後の砦は使用木材の繊維の1本1本だったりします。

構造材も兼ねる化粧登り梁
加工から戻ってきた化粧(見せる、の意味)の登り梁は、せいが300mm‼

そのうち天井に埋まってしまうのが100mmは程なので20センチは天井面から見えている感じです。

構造材を兼ねると制約が出てきますが、そこは設計力で、断熱材の厚み200mmも施工の仕方も両立させました。




施工時にどうしても触ることになるので手垢止めのオイル塗装をしました
天井から見えてくるのは20センチ
親指側が天井側、小指側が下になります
今置いてあるのとは上下逆さまに使うことになりますが、
天井から見えてくるのは20センチ強‼‼

ただ見せるためだけの化粧梁は屋根構造や断熱施工とは別個に考えれば良いだけなので設計は簡単ですが、それは設計に携わる者として上手く設計できなかったように思えて、好きではありません...

まあ上手く設計できるまで考え尽くしてからしか提案しませんが。

お施主様もご提案時にパースを見ていただいて、

「おー‼」

と感動されていました。


建前が楽しみです‼


基礎工事+断熱工事

2023-03-20
断熱材は「性能」と「厚み」と「使い方」
お風呂は基礎断熱で外気をシャットアウトさせます
どんな材料でもそうですが、施工の仕方がとても大切です。

特にこの断熱材の使い方は「暑い」「寒い」の体感が変わってくるので、気を付けたいところです。

お風呂は夏暑いよりも冬寒いのが体感としてわかりやすく、それは本当にストレスです。(実体験)
お施主さんにそんなストレスは絶対に‼絶対に‼感じてほしくないので徹底します。

断熱材を基礎のコンクリートの内側に入れるのですが、立ち上がりのコンクリートから離れていると効果が薄れてしまうので、ピッタリくっつくように型枠の内側に入れてしまってからコンクリートを流します。
こうすると密着率がすごいです‼

先に入れられるところはこのようにしています。


断熱材になっている点検口を設置
蓋を開けるとユニットバスの床下が確認できます
点検できない家にはしたくないので、点検口を設置します。
断熱材になっている点検口の分をクリアランスを見て基礎を作りました。

先行して入れてあった薄い色の断熱材を点検口部材の大きさより少しきキツめに切ります。そうすることで断熱材どうしがピッタリくっつきます。

工事が進んできたらそこへ気密施工をして外気をシャットアウトします。

冬のヒヤッとした空気が何より嫌いなので、徹底的にシャットアウトします。

基礎工事

2023-03-17
大胆かつ繊細に
建築中の建物から見た基礎工事の様子
コンクリートを入れていく作業は隅々、丁寧に。
平屋は基礎面積は同じ床面積の2階建てに比べて大きくなります。
荷重は少なくなりますが、やはり頑丈にしたいですね。

基礎屋さん曰く、他社さんの施工に比べて肉厚で、コンクリートの量も多いみたいです。それはそうですね。柱も梁も太いですから。
太い柱ということはそれだけ基礎に掛かる荷重も増えます。

何事も「基礎を徹底的に」ですね‼
配筋チェック!!!!
基礎は地面のところをベース、土台が乗る部分を立ち上がりといいます。
立ち上がりの鉄筋の配置幅を確認します。

300mmピッチで設計しているのでOKです。

ベースとなる鉄筋は間が200mmを下回らないようにしています。

結束し忘れがないかも確認。協力業者さんもチェックはされていますが、僕も毎回チェックします。
ポンプ車を使って一気に‼
コンクリートを流し込みます。
この工程までに僕がすることは山ほどありますが、社長がいつも言うのは、鉄筋が地面からしっかり上がっているかです。

なぜかというと、鉄筋は空気や水に触れると錆びますよね。

錆びるということは基礎の中で見えずに傷んでいくということです。
そこで鉄筋をアルカリ性のコンクリートで覆うことによって頑丈な基礎になります。

理科で習いましたね、中和

ヘルメット製作

2023-03-11
艶消しブラック
ヘルメットを新調しました!!
建前までにと、【艶消しブラック】のタイプを発注して、それが届いたのでステッカーを製作して貼り付け!

僕は全体把握のため、建前では下にいることが多いので、脳天のところにロゴを入れて、上の大工さんや鳶さんからわかるように。

上からだと、どの角度からでも橋本製材所かル・ハウス、カネマンが見えるようにしました。
物事は、人の目線動きを先に考えておくと、仕事がスムーズに進みますね〜

カッコ良く作ったので、気分も上がります
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